ある少女の願い

言葉を間違えたり行動を間違えたら
責任を取らなくちゃいけない
謝らなくちゃない
償わなくちゃいけない
そんなことは知っているわ
だけど
最初にあった気持ちを
願いを
望みを
忘れないで
最初から間違おうとしていたのではないのでしょう?
そこにあったのは愛でしょう?
慈しみでしょう?
優しさだったのでしょう?
その気持ちが人を傷付けたのは
悲しいことだけれど
最初にあった気持ちを捨てないで
忘れないで
覚えてて
その気持ちは誰かを傷付けたかもしれないけど
誰かを救いもしたし
私は愛しかった
愛しいの










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